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金下落、プラチナ上昇 7/14/2016日付

　NY市場の金は下落しました。投資家の投資リスクが連日続く米株価の上昇により強まるなか、金は軟調に推移しました。予想に反してイングランド銀行(英中央銀行)が利下げを見送ったことも金の売りを促進する要因とになっただけでなく、本日発表となった米卸売物価指数(PPI)や、週間失業保険の申請件数が良好な内容であったことで、米国の利上げ再開が改めて意識されたことも相場の圧迫要因となりました。その一方で、朝方は金の下落に連動してプラチナも軟調に推移しながらも米株価上昇を受けて好感しプラチナは上昇に転じて、1100ドル台を回復して引けました。

金、プラチナともに上昇 7/13/2016日付

　新規材料や米経済指標の発表もないなか、NY市場の金は、安値拾いの買いで上昇しました。これは最近の金下落の様子から割安感をもたれて買われた他、欧州株が上げ一服となったことも金上昇を後押ししました。その他に、米ダラス連銀総裁が早期利上げに対して改めて慎重な姿勢を示したことも買いの材料視となりました。しかし、市場関係者間では英国のEUの離脱決定後の先行き不透明感を背景としたリスク回避の動きは根強く、引き続き金相場の支援要因となっているとの見向きが多いようです。プラチナも上昇。金の上昇に連動して買われた他、米株価上昇にプラチナ需要増の期待感から買われ、1100ドル台を回復して引けました。